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コーチの役割と年代別指導のあり方

コーチの役割

競技規則には「ラグビーフットボール競技の目的は、それぞれ15名、10名、または7名からなる2つのチームが、競技規則およびスポーツ精神に則り、フェアプレーに終始し、ボールを持って走り、パス、キックおよびグラウンディングして、できるかぎり得点を多くあげることであり、より多くの得点をしたチームがその試合の勝者となる。」と記されている。

 

この目的を達成するためのコーチの役割として、以下の点が挙げられる。

1-動機付けを高める

2-スキルを高める

3-フィットネスを高める

4-戦略・戦術を授ける

 

しかし、プレーヤーを育成指導していくという観点からは、以下のようなコーチの役割も求められる。

 

1-コーチは、プレーヤーの意欲を促進させるために存在する。

2-コーチは、プレーヤーの自立を助けるために働く。

3-コーチは、プレーヤーの目的を達成させるために支援する。

4-コーチは、プレーヤーに適切な誇りを与えることを大切にする。

5-コーチは、プレーヤーがグラウンドの中でも、外でも幸せになるように導く。

 

段階別指導のあり方

1-ラグビーとの出会いの段階では、ラグビーが好きでたまらない子供たちを育てる指導を行う。

2-プレーヤーの育成段階では、ゲームの勝敗やプレーの結果ではなく、何を意図してプレーしようとしたのか、その試みについて評価する指導を重視する。

3-プレーヤーが強化されることを望む段階では、目標までの道のりや課題を明らかにし自ら目標を達成できる能力を育てる支援を行う。

4-プレーヤーが個々人の経験を伝えたいと望むようになったら、そのための能力を育て、機会を提供できるよう支援を行う。

5-どの段階においても、プレーヤーが勝つことを望むのは当然のことであるが、「勝利を目指すことの価値」と「勝利のみにしか価値がない」とする考え方の違いを十分に理解させ、その上で課題達成に向かう支援を行う。

 

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