指導のアウトライン

下の表は、日本ラグビーフットボール協会のラグビーに関わるすべてのプレーヤーを対象とした育成指導のためのプログラムの骨格を明示したものであり、日本ラグビーにおける指導の指針である。日本ラグビーフットボール協会のコーチは、このアウトラインに沿ってコーチを行う。

 

基礎・基本についての考え方

基礎とは、すべてのプレーの礎であり、発展・向上のための必須(絶対)の条件である。基本とは、プレーの幹となる要素であり、高度なプレーを支えるプレーの要素である。基本なくして応用はあり得ない。ゲームにおける高いパフォーマンスを発揮するためには、しっかりとした基礎の上に、安全にプレーするための基本、判断に関する基本、あるいは動作に関わる基本など、さまざまな分野の基本をしっかりと身につけておかなければならない。

 

1 「安全にプレーするための基本の習得」を重視

自分自身だけでなく、相手の安全も守ろうとする態度も含めた安全に関する基本のプレーの習得は、ジュニアからしっかりと身につけなくてはならない最も大切な基本である。

 

2 「個人的な判断に関わる基本の習得」を優先

ジュニアからユース年代にかけては、動作の基本の習得と平行しながら、「個人的な判断に関わる基本の習得」に力点を置いた習得を重要視する。ジュニアレベルでは、成熟度や体格・身体能力の優位によって相手に先んじるのではなく、判断のスピードや的確さ、あるいは想像力などで、将来に勝れるプレーヤーの育成を優先した指導を展開する。失敗を恐れない冒険心を大切にし、プレーの結果ではなく、試みを重視した指導を行う。

 

3 「戦略・戦術に関わる組織的プレーの向上のための基本」の習得

レベルが上がるにしたがって、戦略や戦術に関わる組織的なプレーに関する基本が重要となる。現在のトップレベルの戦いに勝利するためには、密接に計画されたチーム戦略や戦術は不可欠な要素であり、そのようなレベルでは、組織の戦略・戦術に基づいた個人的な基本も、高いレベルで要求される。

 

 

 

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